プレミアム焼酎ブームの後押しもあり、一時期は敬遠されることが多かった焼酎もずいぶん普及してきたように思います。
しかし焼酎にも種類があるということは、あまり知られていないのではないでしょうか。
この記事では、そんなプレミアム焼酎の正体をご紹介したいと思います。

1.プレミアム焼酎の正体

プレミアム焼酎という呼び名は、マーケティング上名付けられた呼び名です。
正式には乙類焼酎と称します。
この名前は2006年5月1日から施行された、酒税法改訂を受けて決定された呼び名です。
また税法上、アルコール度数は45%未満になるよう仕込む必要があります。

2.乙類焼酎の蒸留方法

乙類焼酎は単式蒸留機を使用した、伝統的な製法で作られています。
原材料は芋や麦、米といった穀類と酵母、水だけと非常にシンプルです。
まず米や麦などに麹菌を生やして麹をつくります。
麹ができたら甕に入れ、水と酵母を加えることで5日間程度発酵させ、もろみをつくるのです。
これを一次仕込みと呼びます。

一次仕込みでできたもろみに、主原料となる穀類を入れさらに加水し10日間程度発酵させ二次もろみをつくります。
この工程を二次仕込みと呼びます。
この二次仕込みの際に入れた主原料にサツマイモが使用された場合は「芋焼酎」麦が使われた場合は「麦焼酎」になるという寸法です。

そしてこの二次もろみを蒸留する事で焼酎が完成します。
このとき蒸留器内の気圧を下げ蒸留(減圧蒸留)した場合、雑味の少ない焼酎ができ、逆に減圧せずに蒸留(常圧蒸留)した場合は、クセの強い「まさに焼酎」といった味わいの焼酎が仕上がるのです。
減圧蒸留は近年取り入れられるようになった製法ですので、常圧蒸留でつくられた焼酎の方が、より伝統的な味わいになるといえます。


参考サイト:http://www.urano-saketen.com/product/1191

3.乙類焼酎の味わいとその価値

連続式蒸留機を使用してつくられた甲類焼酎とは違い、原材料の味や香りを楽しめるのが乙類焼酎の特徴です。
俗にいう「風味が強い」味わいといえるでしょう。
飲み方にもバリエーションがあり、ストレートで楽しむ方もいますし、水割りで楽しむ方もいます。
焼酎の産地として有名な南九州では、お湯割りが最もポピュラーな飲み方のようです。

昔ながらの製法で丁寧に仕込まれた焼酎は、お湯割りにした際の香りが段違いに良く、焼酎を知り尽くした地元民ならではの楽しみ方といえます。
また最初にもご紹介しましたが、乙類焼酎にはプレミアム焼酎と呼ばれる銘柄のものがたくさんあり、お酒買取りを利用したときにも高額査定が出やすいものが多いです。
ものによっては、購入時の価格より、売却時の価格の方が高い焼酎も存在します。