焼酎は劣化しにくいお酒ですが、全く劣化しないというわけではありません。
間違った方法で保存してしまうと、案外簡単に劣化してしまいます。

1.劣化した焼酎の味

保存状態が悪く焼酎が劣化してしまった場合、見た目には大きな変化はありません。
しかし、香りが極端に変化します。
正直にいうと、飲めたものではない臭いに変化してしまうのです。
劣化した焼酎は、かぐわしい芋の香りやすっきりとした麦の香りが消え去り、使い古して酸化してしまった油のような臭みを放つようになります。

一度この変化が起こってしまうと、かぐわしい焼酎の香りが戻ることはありません。
当然お酒買取りで買い取ってもらうことはできませんし、飲むこともできなくなるでしょう。

2.焼酎が劣化する原因

焼酎が劣化する要因の大半は、紫外線と空気です。
また高温にも弱く、それらの要因は、焼酎に含まれているある重要な成分を変質させてしまします。
その成分とは、「リノール酸エチルエステル」に他なりません。
この成分は、焼酎の旨みを形成する味の肝ともいえる成分なのですが、紫外線や酸素によって酸化分解しやすく、焼酎の劣化の原因でもあるのです。

3.焼酎を劣化させずに保存する方法

いくら焼酎が劣化に強くても、その辺に適当に置いておくのはNGということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
この項目では、焼酎を劣化させずに保存する方法をお伝えします。

まず焼酎の大敵である、紫外線を大量に含む、直射日光は避けるようにしましょう。
また焼酎は温度変化に強いお酒ですが、高温には弱いです。

よく焼酎の種類が売りの居酒屋などで、コンロ脇などに焼酎を並べているお店を見かけますが、保存方法としては褒められたものではありません。
なるべく温度変化が少ない涼しい場所に保存する必要があります。
さらに湿度の低い場所であればベストです。

未開封の場合のおすすめの保管場所は、ずばり直射日光が当たらない押入れの中や、床下のストッカーです。
「高温に弱いなら冷蔵庫のような涼しい場所で保存しよう」と思われる方もいるかもしれませんが、冷やされることには強いので、スペースに余裕があれば冷蔵庫で保存するのも良いでしょう。
次に焼酎を開封してしまった場合ですが、やはりあまり酸素に触れさせないことと、紫外線に気をつけることが重要です。

焼酎のキャップ部分に、ラップを巻いた上で輪ゴムで留め、なるべく涼しく日光の当たらない場所に保管しましょう。
そして出来る限り早く飲みきることをおすすめします。
またワインを保存する際によく使用される、瓶内を真空状態にするポンプを使うのも良いでしょう。